この記事の要点
- 現実TikTok の利用率は、5 年で 21.8 ポイント増えました。40 代は 3.6 倍、10 代は 1.2 倍です。
- 意味若い層で先に高くなり、あとから上の年代が追いかけます。Instagram も同じ形でした。
- 考え方「新しいものに、すぐ乗るか」から、「うちのお客さまの年代に、いつ届くか」へ。
- やること若い層の利用率を見る、お客さまの年代に届くまで待つ、届いたら入口を足す。
- 結論お客さまの年代が高い商売は、急がなくて間に合います。お客さまが若い商売は、早く動きます。
TikTok は、5 年でどう広がったのか。
全年代で見ると、TikTok を使う人は、2020 年度の 14.9% から、21.6%、24.5%、27.8%、33.2%、36.7% と、毎年増えています。
年代で分けると、伸びた場所が分かります。
TikTok を使う人の割合(年代ごと・%)
2025 年度と、5 年前の 2020 年度。
出どころ:総務省 情報通信政策研究所「令和 7 年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査 報告書」(2026 年 6 月公表)
10 代は、5 年前にもう 57.7% でした。いまは 67.9% で、あまり変わっていません。大きく伸びたのは、その上です。20 代は 28.6% から 61.5%、40 代は 11.7% から 42.6%、60 代は 6.0% から 21.2% になりました。
ほかのサービスでも、同じことが起きているのか。
起きています。Instagram は、50 代が 30.3% から 54.4%、60 代が 13.8% から 36.1%、70 代が 3.2% から 15.8% になりました。全年代では、5 年で 18.7 ポイント増えています。
報告書も、近年伸びているサービスは、はじめに 10 代と 20 代で利用率が高く、年数がたつにつれて、ほかの年代へ広がる傾向が在る、と書いています。
| サービス | 2020 年度 | 2025 年度 | 増えた幅(ポイント) |
|---|---|---|---|
| TikTok | 14.9% | 36.7% | +21.8 |
| 36.1% | 54.8% | +18.7 | |
| LINE | 83.8% | 92.9% | +9.1 |
| X | 36.3% | 44.7% | +8.4 |
| YouTube | 77.0% | 81.5% | +4.5 |
| 28.0% | 27.0% | -1.0 |
ただし、どのサービスも伸びるわけでは、ありません。Facebook は、5 年前が 28.0%、いまが 27.0% で、ほぼ同じです。
この動きを、商売でどう使うのか。
ここから先は、私の読みです。
若い層の数字は、数年先の上の年代の数字
いま 10 代と 20 代で何割が使っているかを見れば、数年後に 40 代や 50 代がどうなるかの見当が付きます。
お客さまが若い商売は、早く動く
お客さまが 20 代までなら、新しいサービスが若い層で 5 割を超えたころが、入口を作る時期です。
お客さまの年代が高い商売は、待ってよい
60 代の TikTok は、いま 21.2% です。お客さまが 60 代なら、急いで始める理由は、まだ強くありません。先に、LINE(60 代で 92.0%)や YouTube(72.6%)を整えます。
伸びが止まるサービスも在る
一つのサービスに、全部を置かないことです。どのサービスも、自分の持ち物ではありません。自分のサイトと、お客さまとの直接のつながりを、土台に持ちます。
この数字を読むときの注意
- 2020 年度の調査は 1 月、ほかの年度は 11 月から 12 月に行われています。
- 年代ごとの人数は 140 人から 338 人で、年ごとのぶれが在ります。10 代の TikTok は、2023 年度に 70.0% で、次の年に 65.7% でした。
- 「数年先の見当が付く」という部分は、私の読みです。
よくある質問
- TikTok を、いま始めるべきですか。
- お客さまの年代で決まります。お客さまが 30 代までなら、考える時期です。お客さまが 60 代から上なら、先に LINE や YouTube を整えるほうが、届く人が多くなります。
- 次に伸びるサービスは、何ですか。
- 分かりません。この調査から言えるのは、伸びるサービスは若い層から広がる、という形だけです。若い層の数字を、毎年見ておくことをおすすめします。
- 古いサービスは、やめたほうがよいですか。
- お客さまが使っているなら、やめる理由は在りません。Facebook は伸びていませんが、30 代から 50 代では、いまも 3 割を超えています。
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出どころ
- 総務省 情報通信政策研究所「令和 7 年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査 報告書」(2026 年 6 月公表) https://www.soumu.go.jp/main_content/001079141.pdf