この記事の要点
- 現実平日、動画の投稿・共有のサービスを見る時間は 54.5 分。ブログやウェブサイトを見る時間は 21.7 分です。
- 意味人がネットで過ごす時間の中心は、文字のページから動画へ移っています。10 代から 70 代まで、どの年代でも同じです。
- 考え方「サイトに文章を書いて待つ」から、「同じ中身を、動画でも出す」へ。
- やること記事 1 本を短い動画 1 本にもする、動画からサイトへの道を作る、お客さまの年代で力の入れ方を決める。
- 結論サイトは、確かめる場所として要ります。ただ、入口は、人が長く居る場所にも作ります。
ネットの中で、人は何に時間を使っているのか。
ネットの使い道ごとに、平日の一日の時間を並べると、こうなります(ネット全体の時間は前の記事に書きました)。
ネットの使い道ごとの時間(平日・一日あたり・分)
全年代(13〜79 歳)の平均。2025 年度。
出どころ:総務省 情報通信政策研究所「令和 7 年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査 報告書」(2026 年 6 月公表)
いちばん長いのは、動画の投稿・共有のサービスを見る時間で、54.5 分です。前の年の調査より 3.7 分増えました。メールが 38.0 分、ソーシャルメディアが 36.2 分で続きます。ブログやウェブサイトを見る時間は 21.7 分で、動画の 4 割ほどです。
休日は、差がもっと開きます。動画の投稿・共有のサービスが 73.1 分、ソーシャルメディアが 45.4 分、動画の配信のサービスが 35.8 分です。
年代で、どう違うのか。
| 年代 | 動画の投稿・共有(分) | ソーシャルメディア(分) | ブログやウェブサイト(分) |
|---|---|---|---|
| 10 代 | 127.2 | 67.1 | 8.7 |
| 20 代 | 107.1 | 79.1 | 17.4 |
| 30 代 | 68.0 | 47.4 | 26.4 |
| 40 代 | 55.2 | 41.9 | 36.0 |
| 50 代 | 30.7 | 26.8 | 21.9 |
| 60 代 | 30.4 | 11.3 | 21.7 |
| 70 代 | 19.3 | 9.0 | 12.8 |
10 代は 127.2 分で、平日でも 2 時間を超えます。20 代は 107.1 分です。70 代でも 19.3 分で、ブログやウェブサイトを見る 12.8 分より長くなっています。どの年代でも、動画のほうが長いのです。
ブログやウェブサイトを見る時間がいちばん長いのは、40 代の 36.0 分です。仕事で調べものをする年代では、文字のページがいまも読まれています。
見る人は多いが、出す人は少ない。
同じ調査で、YouTube を使う人は 81.5% です。書き込んだり投稿したりする人は 4.2% でした。見る人に比べて、出す人はずっと少ないのです。
ここから先は私の読みです。見る人がこれだけ居て、出す人が少ないなら、出す側に回るだけで、並ぶ相手が減ります。文字のページは、どの会社も持っています。動画は、まだそうではありません。
ホームページを持つ側は、何をすればよいのか。
一つめ:記事 1 本を、短い動画 1 本にもする
新しく考える必要は、ありません。サイトに書いた記事の、いちばん大事な数字を一つ選び、30 秒から 50 秒で話します。中身は同じで、置く場所が二つになります。
二つめ:動画は入口、サイトは確かめる場所、と分ける
動画で知った人は、頼む前に、会社の名前で調べます。そのとき開くのがサイトです。動画の説明の欄から、関係するページへ道を作っておきます。
三つめ:お客さまの年代で、力の入れ方を決める
お客さまが 30 代までなら、動画の入口は欠かせません。お客さまが 40 代から 50 代の、会社の中でものを決める人なら、文字と数字のページを厚くして、動画は添える形で足ります。
四つめ:続けられる数に絞る
毎日出す必要は、ありません。月に 2 本でも、一年で 24 本になります。途中で止まるより、少ない数で続くほうが残ります。
この数字を読むときの注意
- 使い道ごとの時間は、同じ時間帯に二つのことをした場合、両方に数えられます。足しても、ネット全体の時間とは合いません。
- 一日に使った時間の平均で、その使い道を一度も使わなかった人も含めて計算されています。
- 「書き込む・投稿する」は、動画の投稿だけでなく、書き込みも含む数字です。
よくある質問
- 動画を作るのは、むずかしくないですか。
- 顔を出さなくても作れます。数字と図を画面に出し、声を付けるだけの形で足ります。大事なのは、きれいさより、何の話かが最初の数秒で分かることです。
- 文字のページは、もう要らないのですか。
- 要ります。動画で知った人が、頼む前に確かめる場所がサイトです。40 代は、ブログやウェブサイトを見る時間が 36.0 分で、全年代の中でいちばん長くなっています。
- この数字は、仕事の調べものの時間ですか。
- いいえ。一日の中で使った時間の全部で、楽しみのために見た時間も入っています。動画を見ている時間が長いからといって、その時間に商売の調べものをしているとは限りません。
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出どころ
- 総務省 情報通信政策研究所「令和 7 年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査 報告書」(2026 年 6 月公表) https://www.soumu.go.jp/main_content/001079141.pdf