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60 代と 70 代は、まだテレビのほうが長い

全体の平均ではネットが長くても、年代で分けると様子が変わります。お客さまの年代で、入口の作り方を決めます。

公開:2026 年 10 月 10 日

先に答え平日、60 代はテレビを 249.3 分、ネットを 140.2 分使っています。70 代はテレビ 313.5 分、ネット 93.8 分です(総務省の令和 7 年度の調査)。全体の平均ではネットのほうが長くても、60 代から上では、いまもテレビが長いのです。お客さまの年代によって、入口の作り方は変わります。

この記事の要点

  • 現実ネットとテレビは、50 代でほぼ並び、60 代で入れ替わります。70 代のテレビは、ネットの 3.3 倍です。
  • 意味60 代から上は、ネットを使わないのではなく、いちばん長く居る場所がテレビの前です。70 代でも LINE は 77.8% が使います。
  • 考え方「みんなネットに居る」から、「うちのお客さまの年代は、どこに居るか」へ。
  • やることお客さまの年代を確かめる、調べる人と使う人が同じかを見る、年代に合わせて入口を選ぶ。
  • 結論全体の平均で決めない。自分のお客さまの年代の数字で決めます。

年代で分けると、ネットとテレビの時間はどう違うのか。

全体の平均では、平日のネットは 183.9 分、テレビは 156.1 分で、ネットのほうが長くなっています(前の記事)。年代で分けると、こうなります。

年代ごとの、平日のネットとテレビの時間(一日あたり・分)

2025 年度。テレビは、放送の時間に見た分。

ネットテレビ
10 代228.3
10 代43.4
20 代266.9
20 代46.3
30 代225.5
30 代78.0
40 代229.2
40 代112.3
50 代158.0
50 代152.7
60 代140.2
60 代249.3
70 代93.8
70 代313.5

出どころ:総務省 情報通信政策研究所「令和 7 年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査 報告書」(2026 年 6 月公表)

10 代から 40 代までは、ネットがテレビの 2 倍から 6 倍近くあります。50 代で、ほぼ並びます(ネット 158.0 分、テレビ 152.7 分)。60 代で入れ替わり、テレビが 249.3 分、ネットが 140.2 分。テレビのほうが 109.1 分長くなります。70 代では、テレビが 313.5 分で、ネット 93.8 分の 3.3 倍です。

「人はもうネットに居る」という言い方は、全体の平均としては正しくても、60 代から上には当てはまりません。

では、60 代と 70 代は、ネットを使っていないのか。

使っています。時間は短くても、使っている人の割合は高いのです。

年代LINEYouTubeInstagramTikTok
10 代96.4%95.0%69.3%67.9%
20 代97.7%96.3%82.6%61.5%
30 代97.9%94.0%76.6%44.7%
40 代96.6%91.6%67.1%42.6%
50 代95.6%84.9%54.4%32.2%
60 代92.0%72.6%36.1%21.2%
70 代77.8%48.5%15.8%11.1%

70 代でも、LINE を使う人は 77.8%、YouTube を使う人は 48.5% です。同じ調査では、スマートフォンを使う 70 代は 83.8% でした。

つまり 60 代から上は、「ネットを使わない人たち」ではありません。「ネットも使うが、いちばん長く居るのはテレビの前」という人たちです。

お客さまの年代で、入口はどう変わるのか。

お客さまが 40 代までの商売

ネットの中に居る時間が長い年代です。検索、動画、ソーシャルメディアのどれからでも、たどり着けるようにします。動画に使う時間がとくに長いので、文字のページだけで待つと、いちばん長い時間の外に居ることになります。

お客さまが 50 代の商売

ネットとテレビが並ぶ年代です。会社の中で、ものを決める立場の人が多い年代でもあります。調べものには、ネットを使います。落ち着いて読める、文字と数字のページが合います。

お客さまが 60 代から上の商売

ネットだけに寄せないほうがよい年代です。紙、電話、人の紹介が、いまも効きます。ただし、ホームページが要らないわけではありません。紙や人づてで知ったあとに、確かめる場所として使われます。字を大きく、電話番号を上に、の作りが合います。

頼む人と、決める人の年代が違う商売

介護や住まいの直しのように、使うのは 70 代、調べて決めるのは 40 代や 50 代の家族、という商売が在ります。この場合は、調べる人の年代に合わせて入口を作ります。

この数字を読むときの注意

  • 年代ごとの人数は、140 人から 338 人です。全体の数字より、ぶれが大きくなります。
  • 「使っている人の割合」は、ふだん使うことがある、と答えた人の割合です。毎日使う人の割合では、ありません。
  • テレビは、放送の時間に見た分です。

よくある質問

お客さまが高い年代なら、ホームページは要りませんか。
要らない、とは言えません。70 代でもスマートフォンを使う人は 83.8% です。紙や人づてで知ったあとに確かめる場所として、また、調べて決める家族のための場所として、使われます。
自分のお客さまの年代は、どうやって確かめればよいですか。
いちばん確かなのは、ここ一年のお客さまを、年代で数えることです。伝票や予約の記録から、おおよそで十分です。
若い人向けの商売なら、何から始めればよいですか。
10 代と 20 代は、平日でも動画に 100 分以上を使っています。文字のページと一緒に、短い動画の入口を持つことを考えます。

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