YY Quant(山岸ラボ)

トップ / 記事 / 針路の決め方

棚 06 針路の決め方

毎月見る数を、三つに絞る

来た人の数だけを見ていると、判断を誤ります。月に一度、三つの数を同じ形で書き残す方法です。

公開:2026 年 10 月 10 日

先に答えAI の要約が出ると、検索結果のリンクを押す人は 15% から 8% に減ります(Pew Research Center、米国、2025 年)。来た人の数だけを見ていると、効いているのに「効いていない」と判断してしまいます。毎月見る数は、入口ごとの来た人の数、名前で検索された回数、問い合わせの数と知ったきっかけ、の三つに絞ります。

この記事の要点

  • 現実検索結果が押されにくくなり、来た人の数だけでは、様子が分からなくなりました。
  • 意味数が多すぎると、見なくなります。少なすぎると、見誤ります。
  • 考え方「アクセスが増えたか」から、「知られたか、頼まれたか、何がきっかけか」へ。
  • やること三つの数を決める、月に一度同じ日に書く、三か月続けて同じ向きなら手を打つ。
  • 結論見るのは、月に 15 分で足ります。続けることのほうが、大事です。

なぜ、来た人の数だけでは足りないのか。

結果の画面で用が済む人が、増えたからです。米国の調査では、検索の 6 割近くが、どこも押されずに終わっています。AI の要約が出ると、クリックはさらに半分ほどになります。

それでも、結果の画面や AI の答えの中で名前を見た人は、あとで名前で調べたり、電話をかけたりします。来た人の数には出ない動きが、増えています。

三つの数とは、何か。

見る数分かること
1入口ごとの、来た人の数どの入口が太く、どれが細くなったか
2名前で検索された回数知られているかどうか
3問い合わせの数と、知ったきっかけ頼まれたか。何が効いたか

一つめ:入口ごとの、来た人の数

合計ではなく、入口ごとに分けて見ます。検索から、動画から、ほかのサイトから、住所を直接打って。どの入口が太くなり、どれが細くなったかが分かります。

二つめ:名前で検索された回数

会社の名前、屋号、代表の名前。名前で探す人は、もう候補を決めています。この数が増えていれば、どこかで知られています。

三つめ:問い合わせの数と、知ったきっかけ

最後に効くのは、この数です。問い合わせのたびに、「何で知りましたか」を一言聞いて、書き残します。機械では取れない、いちばん確かな数です。

どう書き残すのか。

表を一枚、作ります。行は月、列は三つの数です。月のはじめの決まった日に、前の月の数を書きます。

例:1 行に「月/検索から/動画から/名前の検索/問い合わせ/きっかけ」。

道具は、紙でも、表計算でもかまいません。同じ形で、続けることが大事です。

いつ、手を打つのか。

一か月の上下では、動きません。数は、月ごとに揺れます。

  1. 三か月続けて同じ向きなら、何かが変わったと見る。
  2. 来た人が減り、名前の検索と問い合わせが変わらないなら、あわてない。押されなくなっただけ、の可能性が在ります。
  3. 名前の検索が減ったら、知られる道が細っています。入口を見直します。
  4. 問い合わせが減ったら、まず、問い合わせの道が壊れていないかを確かめます。

見なくてよい数。

ページごとの細かい数、滞在の秒数、一日ごとの上下。気になる数は、たくさん在ります。毎月の表には、入れません。年に一度、まとめて見れば足ります。

この数字を読むときの注意

  • Pew と SparkToro の数字は、米国のものです。
  • 「三つ」という絞り方と、「三か月」という目安は、私のやり方です。

よくある質問

三つの数は、どこで見られますか。
来た人の数は、サーバーの記録か、アクセスを数える道具で見ます。名前で検索された回数は、Google がサイトを持つ人に出している管理の道具で見られます。問い合わせは、自分で書き残します。
アクセスを数える道具は、入れるべきですか。
入れなくても、サーバーの記録で、おおよそは分かります。入れる場合は、訪れた人に何を記録しているかを、サイトに書きます。
数を見るのが、苦手です。
私の仕事では、公開から三か月、この三つを一緒に見ます。どこを見ればよいかを、表の形でお渡しします。

同じ棚の記事

出どころ