先に答え仕事や調べものに役立つ情報を得るために、ネットをいちばん使う人は 81.2% です(総務省の令和 7 年度の調査)。調べている人は、問いを持ってページに来ます。見出しをその問いの形にして、すぐ下の一文で答えると、読む人は探さずに済み、AI は答えの一かたまりとして使えます。
この記事の要点
- 現実調べものの入口は、8 割がネットです。来る人は、問いを持っています。
- 意味「会社案内」「サービス」のような見出しは、何の問いに答えるのかが分かりません。
- 考え方「伝えたいことを並べる」から、「聞かれることに、順に答える」へ。
- やることお客さまに聞かれることを集める、見出しを問いにする、最初の一文で答える、よくある質問を置く。
- 結論問いと答えが対になったページは、人にも機械にも読みやすくなります。
なぜ、見出しを質問の形にするのか。
理由は二つです。
一つは、読む人のためです。問いが見出しになっていれば、自分の知りたいことがどこに書いてあるかが、すぐ分かります。
もう一つは、AI のためです。Google の説明によると、AI の要約は、もとの問いに関係する検索をいくつも出して、答えを組み立てます。問いと答えが対になった一かたまりは、そのまま材料になります。これは私の読みです。
直す前と、直した後。
| 直す前 | 直した後 |
|---|---|
| 会社案内 | どんな仕事を、どの地域で受けているのか。 |
| 料金について | 外壁の塗り替えは、いくらかかるのか。 |
| 施工の流れ | 頼んでから終わるまで、何日かかるのか。 |
| 当社の強み | ほかの会社と、何が違うのか。 |
| お客さまの声 | 頼んだ人は、何に困っていたのか。 |
右の見出しは、どれも、お客さまが実際に口にする問いです。
すぐ下に、何を書くのか。
見出しのすぐ下の一文で、答えます。理由や例は、そのあとに書きます。
見出し:頼んでから終わるまで、何日かかるのか。
最初の一文:「ふつうの大きさの住まいで、足場を組んでから外すまで、○ 日から ○ 日です。」
そのあと:天気で延びる場合、家の大きさで変わる場合、を書く。
○ の所には、ご自分の仕事の本当の数字を入れます。
最初の一文は、それだけを切り出しても意味が通るように書きます。「それは場合によります」で始めないことです。場合によるなら、いちばん多い場合の答えを先に書き、そのあとで、変わる場合を書きます。
よくある質問は、どう作るのか。
本当に聞かれたことを、集める
電話や打ち合わせで聞かれたことを、一か月メモします。同じ問いが二度出たら、それが載せる問いです。作った問いを並べないことです。
3 問から 7 問に絞る
多すぎると、読まれません。値段、期間、地域、できないこと。この四つは、ほとんどの商売で聞かれます。
答えは、短く言い切る
一つの答えは、2 文から 3 文にします。長くなるなら、別のページに書いて、そこへ道を付けます。
気をつけること。
Google は、AI の要約に出るために足すべき特別な印は無い、と書いています。質問の形は、裏技ではありません。読む人が探しやすい形にした結果、機械にも読みやすくなる、という順番です。
よくある質問
- 全部の見出しを、質問にしないといけませんか。
- いいえ。手順を説明する所や、表の題は、ふつうの見出しで足ります。お客さまが問いとして口にする所を、質問の形にします。
- よくある質問に、聞かれていないことを書いてもよいですか。
- おすすめしません。売り手が言いたいことを問いの形にしても、読む人には伝わります。本当に聞かれたことだけを載せます。
- 質問の形にすると、検索で上に出ますか。
- 順位が上がるとは言えません。変わるのは、開いた人が答えを見つけるまでの速さと、答えの一かたまりとしての使いやすさです。
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出どころ
- 総務省 情報通信政策研究所「令和 7 年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査 報告書」(2026 年 6 月公表) https://www.soumu.go.jp/main_content/001079141.pdf
- Google Search Central「AI features and your website」(最終更新 2025 年 12 月 10 日) https://developers.google.com/search/docs/appearance/ai-features