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棚 04 お金の流れ

日本の広告費の半分が、ネットになった

インターネットの広告費が、はじめて全体の半分を超えました。広告を出す側にとっての意味と、自分のサイトに残すものを考えます。

公開:2026 年 10 月 10 日

先に答え2025 年の日本の広告費は 8 兆 623 億円で、そのうちインターネットの広告が 4 兆 459 億円、全体の 50.2% でした。はじめて半分を超えています(電通の発表、2026 年 3 月)。広告を出す会社が増えるほど、せりで決まる広告の値段は上がりやすくなります。広告だけに頼らず、自分のサイトに残るものを作ることが大事になります。

この記事の要点

  • 現実インターネットの広告費は 4 兆 459 億円。全体の 50.2% で、はじめて半分を超えました。
  • 意味広告を出す会社のお金が、ネットに集まっています。せりに並ぶ会社が増えれば、値段は上がりやすくなります(私の読みです)。
  • 考え方「広告に払い続けて、人を集める」から、「広告で分かったことを、自分のページに残す」へ。
  • やること問い合わせにつながった言葉のページを作る、一件あたりの費用を数える、来た人とつながっておく。
  • 結論広告は止めれば終わります。ページと、来た人とのつながりは、残ります。

日本の広告費は、どこへ向かっているのか。

2025 年の日本の広告費は、8 兆 623 億円でした。そのうちインターネットの広告は 4 兆 459 億円で、全体の 50.2% です。はじめて、半分を超えました(電通の発表、2026 年 3 月)。

日本の広告費のうち、インターネットが占める割合

電通の推定。

2023 年45.5%
2024 年47.6%
2025 年50.2%

出どころ:電通「日本の広告費」(各年)

年広告費の合計インターネットの広告費割合
2023 年7 兆 3,167 億円3 兆 3,330 億円45.5%
2024 年7 兆 6,730 億円3 兆 6,517 億円47.6%
2025 年8 兆 623 億円4 兆 459 億円50.2%

2 年のあいだに、インターネットの広告費は 7,129 億円増えました。広告を出す会社のお金が、毎年、ネットの側へ動いています。

広告を出す側にとって、何を意味するのか。

ここから先は、数字そのものではなく、私の読みです。

ネットの広告の多くは、せり(入札)で値段が決まります。同じ言葉、同じ地域、同じお客さまに向けて、広告を出したい会社が増えれば、値段は上がりやすくなります。広告費が毎年ネットへ動いているということは、せりに並ぶ会社が増えている、ということです。

広告の単価そのものの統計は、この記事では見ていません。業種と地域によって、動き方は違います。ご自分の広告の記録が在れば、一件の問い合わせに、去年といまでいくらかかっているかを比べるのが、いちばん確かです。

広告と、自分のサイトは、何が違うのか。

広告自分のサイトのページ
人が来るまで出したその日から時間がかかる
費用出しているあいだ、ずっと作るとき
止めたとき人が来なくなるページは残る
値段を決めるのはせり(ほかの会社しだい)自分

広告は、蛇口です。開けているあいだは水が出て、閉めれば止まります。自分のサイトのページは、井戸に近いものです。掘るのに手間がかかりますが、掘ったものは残ります。

どちらか一方、という話ではありません。急ぐときは広告が効きます。ただ、広告だけに頼ると、値段が上がったときに、止めるか、払い続けるかの二つしか選べなくなります。

では、何をすればよいのか。

一つめ:広告で分かったことを、ページに残す

広告を出すと、どの言葉で探した人が問い合わせたかが分かります。その言葉に答えるページを、自分のサイトに作ります。広告を止めても、ページは残ります。

二つめ:一件あたりの費用を、数える

広告に月 3 万円を使って、問い合わせが 3 件なら、一件 1 万円です。10 か月で 30 万円になります。同じ 30 万円で作ったページが、何年のあいだ、何件の問い合わせを連れてくるか。並べて比べます。

三つめ:来た人と、つながっておく

広告で来た人も、検索で来た人も、一度帰れば、それきりです。問い合わせ、資料の請求、お知らせの登録。来た人と直接つながる道を、サイトの中に用意します。

この数字を読むときの注意

  • 広告費は、電通が毎年推定して発表しているものです。数えた実額では、ありません。
  • この記事の数字は、電通の発表を伝える複数の報道で確かめました。
  • 値段が上がりやすい、という部分は、私の読みです。

よくある質問

広告は、もう出さないほうがよいのですか。
いいえ。急いで人に来てほしいとき、広告は効きます。大事なのは、広告だけに頼らないことです。広告で分かったことを、自分のサイトに残していきます。
広告の値段は、本当に上がっているのですか。
この記事では、単価の統計は見ていません。広告費がネットに集まっていることから、上がりやすいと読んでいます。ご自分の広告の記録で、一件あたりの費用を去年と比べるのが確かです。
自分のサイトのページは、どのくらいで効いてきますか。
商売と地域によって違います。はじめに見通しを数字でお見せし、公開したあとに、来た人の数と問い合わせの数で確かめます。

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